【自閉症やADHDに多い!】過集中の脳科学
Jamahl Crossさんによる過集中についての解説動画となります。
発達障害とは切っても切れない状態が過集中状態。
その状態にあまりにも集中していて他の情報が入ってこない状態で、無理やり中断させるとキレたり。(子供だとゲームに夢中になってたり。)
で、過集中状態には二つの要素がありますと。
一つはドーパミンが出てる。⇒好奇心や集中力に関係ある能内物質(脳内ホルモン)→これが出てると、気持ちいい、嬉しいとかワクワクとか。
発達障害の子というのはそもそもドーパミンが出にくいと。
だから何か楽しいことを見つけてドーパミンが出たら、大量のドーパミンがその子を支配してしまう。で、ずっと集中しちゃう。
あと一つは「切り換え」⇒感情の切り換え、行動の切り換え、気持ちの切り替えなど
発達障害、特に自閉症の子はこの切り換えが苦手。怒ってたらずっと怒る。悲しんだら、ずっと悲しむ。泣いてたらずっと泣く。
一つの状態を維持しちゃう。成り行きに任せて臨機応変に対応することが苦手。他の人の言うことに耳を傾けて聞き入れて・・・などが苦手。
自分の行動に対する切り換え、自分の信条に対する切り換え、自分の価値観に対する切り換えができない。
これが上手い方向に働くと、職人気質の頑固おじさんが常に同じ時間で同じだけ、同じクオリティのものを作り続ける・・・など。
切り換えに関係ある脳のエリアは旧脳というところにある。⇒この旧脳の活動を正常化させるには何が良いかと言うとセロトニン。
セロトニンという物質はドーパミンと同じくらい重要。これが足りてないと行動の切り換え、感情の切り換えが上手く出来ない。拘り行動が増えてきたり、入眠障害、睡眠障害を引き起こす。セロトニンと言う物質は後に別の物質に変わって入眠、睡眠に重要な脳内ホルモンになる。
自閉症の子が人付き合いが苦手の色々な理由の一つはセロトニン不足(出にくい状態)だと。
ざっくりと言うと、セロトニンって幸せな時、家族と一緒にいる時、恋人と一緒にいる時、ペットセラピーを受けてる時、マッサージを受けてる時など、暴走してた脳をある程度沈めてくれるという。
今回の動画を見て、改めてセロトニンについて調べてみました。
セロトニン不足は脳の機能の低下やストレス障害やうつの原因の一つとも言われ、精神面だけじゃなく、消化や排便、体温調節など、体の様々な働きに関わってます。
セロトニンを増やすポイント
1・太陽の光を浴びる⇒目から脳に信号が出され、脳内でのセロトニン合成が活発になる。(1日20~30分程度が目安)
2・リズム運動をする⇒一定のリズムで同じ動作を繰り返す運動をすることでセロトニンが増えることが分かってる。(ウォーキング、スクワット、食事中によく噛むなど)
3・セロトニンの材料を食べる⇒セロトニンの合成に特に必要な栄養素→トリプトファン(セロトニンの材料)、ビタミンB6(リプトファンからセロトニンが合成されるために必要)、炭水化物(脳の唯一のエネルギー源。トリプトファンが脳内に取り込まれるのを助ける役目)
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