【広汎性発達障害・実例紹介】子供の知能指数は栄養摂取で上がる
こちらの動画は当サイトでもいくつかご紹介している新宿オーピー廣瀬クリニックの廣瀬久益先生の講話の様子となります。
内容はタイトルにもあるように、「子どもの知能指数は栄養摂取で上がる」というもので、クリニックに通うお子様の実例を交えてお話しして下さっています。
【お子さんの情報】
広汎性発達障害(PDD)の診断が既に出ているお子さん。
1歳半くらいには「パパ(お父さん)やママ(お母さん)」などと単語が出たが、それ以降単語がでなくなり、2歳半で保健センターの健診で指摘されたが、色々とあって当時4歳3ヶ月で専門機関で色々な検査を受ける。(その時点での知能は2歳半程度だと。田中ビネーでIQ64)
そのような時に先生のところに相談しにきたようです。
先生は子供には大人以上に伸びしろがある。その伸びしろを増やしてあげることで、かなり追いつく部分もあると。
また、遺伝的な傾向もあるが、平たく言えば、頭の中の活動は化学反応の寄せ集めだから、化学反応がうまくいかないような遺伝傾向があるだけで、頭の細胞が壊れてるわけでは無く、機能(反応)がうまくいかないだけ。その機能(反応)をうまくさせるための必要な栄養(ビタミン、ミネラルなど)、不要な阻害する物質など取り除いた環境を作ることによって、できるだけ元(正常な機能)に戻れるようにもっていけるのではないかと。
なお、必要な栄養素などは血液検査でもある程度分かる。(何が足りないか)
この子の場合は鉄、亜鉛、ビタミンB、ナイアシンなど軒並み少ない。これらは頭の中で考えたり動いたりするのに必要なもの。これが遺伝的に少なければ思うように動けない。だからそこをケアする。
先生のアドバイスを元にお子さんに必要な栄養を摂ってももらい、8か月後に改めて田中ビネーで検査をするとIQが64から82まで回復(5歳6か月)
また、IQ以外にも言葉の数が増え、喋れることも増えた。単語だけじゃなく、文章でものが言えるようになる。(もちろん、ことばの教室などにも通っているが)
子どもの病気が生まれつきのものだと決めつけて治療に入る・・・その根拠はどこにもない。
最初はある程度話してた、ところが1歳、1歳半辺りでバタッと言語の発達がしなくなった。(このようなケースがかなりある)
これはどう考えても、頭の発達と言うよりは、途中から何か機能が落ちてしまう病気じゃないかと。
栄養がかなりうまく回らなくて発達できなくなってる部分があるのではないかと。
発達障害とは生まれつきの遺伝要素もあるが、それプラス、今後の栄養をどう与えるかも大きく関係してくるだろうと。
ビタミンB群、ナイアシン、鉄(お母さんの妊娠中の鉄不足は子供の鉄不足を招く)、亜鉛(母乳に含まれる亜鉛が足りない)
生まれたばかりの赤ちゃんで乳児湿疹を起こして出てくるということは、かなりの栄養不足があると考えてよい。母乳を飲んでも寝ないで泣き叫ぶ。これもある種の栄養障害(鉄不足など)があるのではないか。
また、赤ちゃんを抱こうとする際、抱きにくい赤ちゃんは(暴れたり、身体を反ったりして)情緒などに問題があるのではないかと。これも栄養障害の影響があるのではないかと。
生まれ持っての遺伝問題はあるが、子供の場合はこれからの成長の幅がある。また遺伝問題すら解決の方法として遺伝的に頭の中でうまく脳の反応が起こらなければ、ビタミンやミネラルなど有効なものを入れてあげれば動きにくい脳ですら、ちゃんと動くこともある。
コメント
- 2019年 6月 08日
この記事へのコメントはありません。